今回はシャプトンの刃の黒幕２０００と５０００番の紹介です。
刃の黒幕２０００
２０００番は世間の評価はかなり良いようで、確かに繋ぎの砥石として非常に優秀だと思います。
黒幕シリーズは事前に水に浸ける必要はないですが、少し浸けて置くと砥ぎ味が良くなる！という方もいて、そこは個人の好みに寄るかと思います。
砥いだ感触としては砥汁が溜まり過ぎるとひりつくようになり、砥ぎにくくなる。そこはマイナスに感じます。最近は慣れもあるのか、こまめに水をかけながら砥いでいると気にならなくなりました。
２０００番で砥ぐ前の段階で刃の形はしっかり出来てるはずなので、砥石もなかなか減りません。１０００番で出来たキズを綺麗にとってくれると感じます。
刃の黒幕シリーズのみで鉋を研ぐなら、
１０００→２０００→５０００→１２０００ といったところでしょうか。
その繋ぎとして、十分役目を果たしてくれます。
言っても、２０００番の他の砥石は持っていません。黒幕２０００に不足感を感じないからですかね。他メーカーですと、ベスタ２０００、キングハイパー２０００、ナニワスーパー砥石２０００などがライバルでしょうか。キングハイパーも試してみたいですね。
価格も他２０００番と比べて、黒幕２０００がやや低めといったところです。他社２０００番は黒幕より数百円高いといったところでしょうか。
２０００番はアトマのアルミ台にボンドで固定しました。黒幕１０００番を割ってしまって、２０００番は割りたくないなとあわてて用意しました^^;
刃の黒幕５０００
５０００番は２０００番以上にひりつくように感じます。幅の広い刃物だとまともに砥げないと感じ、横溝を掘ったくらいです。
感触も悪くないとは思いますが、個人的には、砥ぎ跡が残るように感じました。綺麗な鎬面にならないなあと・・・砥糞の影響なのか、砥ぎ方がヘタクソなのか定かではありませんが、次第に出番は減っていきました。
５０００～６０００番クラスだとキング６０００番など有名どころもありますし、
２０００番の次に８０００番で砥いで終わりという時も多いので、番手的にも個人的には微妙に感じるのかもしれません。
価格もそこそこしますが、同クラスですとキングの６０００番シリーズのキングS-1のほうが安いですし、厚みは薄くなりますがさらに安いキングS-3も存在します。ライバルが多いかもしれませんね。
好みもありますから、気になる方はぜひ、購入の参考にしていただければ幸いです。
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