砥石レビュー⑤ 北山#8000

砥石

言わずと知れた仕上げ砥石、北山#8000の紹介です。

インターネットで検索すると分かりますが、非常に評価の高い仕上げ砥石です。名倉砥石も付いてきてお得感もあります。

まず、価格が他の仕上げ砥石よりも安いです。ネット最安で5,000円ほどでしょうか。厚みもあって、コスパで考えるなら仕上げ砥石は北山が一丁あれば十分でしょう。

砥ぎ感も他の仕上げ砥石と比べてかなり柔らかく感じます。気持ちよく砥げますね。キングの中仕上げの感覚に近いです。他の仕上げ砥石には無い感触があります。

台付きと台無しがありますが、木製台も安定感があり滑ったりもしませんから、個人的には台付きがオススメです。

 

 

で、ここからが個人的な本題です。

正直、切れる刃を付けるのが難しいです・・・^^;

中仕上げでしっかり刃を作ってきても、この北山を使うと切れる刃が付かないのです。

他の砥石をかけると切れるようになります。北山で切れ止んで、直後にキング#6000で砥ぐと切れる刃が付きます。その後、また北山をかけると切れなくなります・・・

画像見ると砥石表面がまだら模様になっています。水がかかるとなおさらまだらが目立ち、平面直しでならしても、これが完全には消えません。乾燥するとツラーっとした均一な表面に見えるのですが・・・

もしかして、たまたま研磨剤が上手く混ざっていない個体を買ってしまったのかとも考えています。

世間の評価とはまるで違う仕上がりに、正直びっくりしてます。

それでも、私の砥ぎ方が悪いのだと思い、様々な方法を試してはいます。少し水に浸ける・泥出しをしてから砥ぐ・・・気を使って気を使って、刃先を二段砥ぎするとようやく切れる刃が付くこともあるのですが、そんな気を使わなくとも他の仕上げ砥石なら普通に砥ぐだけでもっと切れる刃が付くのです。

ハズレを引いたのか、使い方が悪いのか。わかりませんが、それでも世間の評価が良いことと、砥いだ感触が良いこと、うまく砥げば切れる刃が付くこともあるので、なぜか気になって使ってしまう不思議な砥石です。

記事を書いているときにいろいろと検索してみましたが、府に落ちるコメントを発見しました。北山砥石を紹介している動画がYouTubeにありまして、そのコメント欄にて問答がありました。

曰く、北山砥石を使ってもなかなか良い刃が付かない、その原因は砥石の柔らかさにあると思う、刃物の返りを取る時に砥石に食い込み過ぎて余計に砥いでしまっている・・・

というようなお話でした。なんとなく、そうかもと思える内容です。砥石の売り文句?にも、

初め水を多く掛けて、最初強めに、仕上げは砥汁で軽く仕上げてください。」という文句をよく見かけます。6000番の嵐山の商品紹介かもしれませんが、なんとなく北山にも通じているような・・・

レビューと言っておいてハッキリとしない文章になっていますが、私自身もこの砥石に関しては勉強中です。仕上げは軽く・・・を意識して、これからも使ってみたいと思います。

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