今回はキング砥石4000番の『F-3』と、6000番の『S-3』と『砥石の王様PB-03』を紹介します。
画像左下がF-3。左上がPB-03、右の黄色いのがS-3です。
キングF-3
実は存在する4000番のキング砥石。キングの仕上げ砥石の独特なにおいがします。サイズは一種類のみで幅が少し狭いかもしれません。
結構固めの砥石で、もしかしたら6000番よりかたいかも?と思うほどです。
4000番だからか刃が下りるのも早いし、その上しっかりと切れる刃がつきます。しっかり砥ぐと鏡面になります。
叩いて使う荒仕事用の鑿であれば、この4000番で終わらせても問題ないかと思います。
番手的に鉋であれば、繋ぎの砥石としても使えます。
あるブログを拝見したところ、このF-3が非常に高い評価を得ていて、気になったので購入した次第です。
価格もお手ごろだし、試しに購入してみるのもいいかもしれませんよ?
キングS-3・PB-03
キング砥石の6000番です。左のS-3は10年以上前に購入したもので、右のPB-03は2年くらい前に買ったものですかね。
あるブログで、キングのSシリーズの6000番と家庭用6000番では質が違う気がする・・・という文章を見ました。Sシリーズよりも45・55・65シリーズやPBー03のほうがよく砥げる、と。
で、気になったので私はPB-03を買ってみました。実際画像を見ると色が全然違いますよね。
もちろん経年劣化もあるとは思うのですが、S-3もずっと水に浸けていたわけでもなく、外に置きっぱなしにしていたわけでもないので、やはり根本が違う気もします。
比較ですが、S-3のほうが硬め、PB-03のほうがなんとなく柔らかいように感じます。砥ぎ感も、刃の付き方も全体的にPB-03のほうが上かなあと思いますが、微々たる差ですかね^^;
S-3は最近は使うこともなく眠らせていたのですが、違いは何だろうと久しぶりに使ってみましたが、普通に良い砥石でした^^;
切れる刃も付くし、鏡面にもなります。昔使っていた時に微妙だと感じた部分は、私自身の砥ぎ方の問題だったり、砥石の平面修正をしっかり出来ていなかったから・・・かもしれません。
今現在の総評としては、キング6000番は好きなものを買えばよい、といったところです。
とはいえ、プロ向けのSシリーズも家庭用のシリーズもどちらも安価ですから、そこは非常に優れていると思います。
鉋の仕上げには番手的に物足りないところですが、鑿でしたらこのキング6000番が一丁あれば十分です。
安くて、どのホームセンターにも置いてあって、性能も優れている。入門用の一本としても非常にオススメです^^
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