東源次 超簡単に錆落とし・黒錆加工

ヤフオクで鉋を購入しました。有名な東源次です。新品でネット価格なら28,000円くらいでしょうか。

『東源次』とはいわゆる問屋銘のようなもので、鍛冶屋の名前も分からず、おそらく何人もの鍛冶屋さんがこの銘の鉋を打ってきたのだと思います。

しかし切れる鉋として昔から売られている鉋でもあるようです。知り合いの大工さんも使っていましたね。

 

ヤフオクをつらつらと眺めていたら、古くなってはいるけどほぼ未使用の状態の東源次が低価格で終了間際でした。6,000円ほどで落札となり、とても嬉しかったです^^

台の色合いを見ると作られてから10年は経っているかなあと推測。その割には錆は少ないですが、若干の赤錆が見えます。

このウラを見るに、未使用と言ってもいいと思います。この状態の東源次が手に入るとは・・・

鉋頭を叩いた後もありません。

近くで見ると赤錆が分かりますね。

さっそく例の方法で、錆を落とします。

 

適当な容器に水を張り、クエン酸を投入。よく溶かします。

 

今回はクエン酸の反応が薄かったような気がします。一袋投入は多すぎるハズと思い、適量かなというくらいで済ませたのですが、少なかったのか?

それでも一日置いたらしっかりと赤錆が落ちました。ちなみにクエン酸の臭いがかなりキツイので換気扇を回したほうがいいですね^^;

鉋の銘の左側にムラが出てしまいましたが使用に問題はないでしょう。気になるようなら、ムラが無くなるまでもう一度クエン酸に浸けてもいいかも。

しっかり黒錆化してますね。刃先・刃金はクッキリと黒くなってます。

黒錆加工してから、台に入れて調整してたので、玄翁で叩いた跡がでてますね^^;

私は基本仕事用の玄翁で気にせず叩きます。まさか現場で木槌使って優しく叩いて・・・なんて余裕はありませんので。

 

鉋台は両脇と上端は鉋を掛けましたが、さすがに白くはなりませんね。黒ずみが残っています。

表馴染み部分には、パテを塗りました。乾燥収縮が進んで少し緩かったので。パテは曼陀羅屋さん流です。

 

これから本格的に仕込んでいきます^^とっても楽しみです。では、また。

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